『キャベツの芯がやわらかくなるまで』

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第10回

郊外の畑作地に、カブ農家がいた。

「カブの食べ方と言えば、スープ、そして漬物ですね。
というわけで、ショウガスープをどうぞ。」

すりおろしたショウガが入ったカブのスープをいただく。 カブの葉も入っている。

「カブを食べる時は、ぜひとも葉っぱもご一緒に。
スープに入れても、サッと茹でて漬け菜にしても、おいしいですよ。」

ショウガの薬効で、体が温まり、鼻の通りも良くなる。

「ところで、実はキャベツの芯の使い道を求めて旅しているのですが、何か良いアイディアはないでしょうか?」

「キャベツの芯ですか…。カブと一緒に浅漬けにしてみてはいかがでしょう?」

浅漬けを作るために、容器、カブ、塩、鷹の爪をもらった。

カブ、カブの葉、キャベツの芯を食べやすい大きさに切って塩で揉み、鷹の爪の輪切りを加える。

あとは、漬かるのを待つだけ。

丁重にお礼を述べて、郊外の畑作地を後にした。

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